About
実家は、いつから
「空き家」になるのでしょう。
人が住まなくなった日でしょうか。それとも、あなたが帰らなくなった日でしょうか。わたしたちは、どちらでもないと考えています。

はじまりは、創業者の祖母の家でした。 弘前の外れ、岩木山が正面に見える集落の、りんご畑つきの古い家です。 祖母が施設に入ってから、誰も住まなくなりました。
みんな忙しく、誰も悪くありませんでした。ただ、冬が三度過ぎていました。 四月に開けた玄関は、湿った匂いがして、畳が黒く変わっていました。 凍って割れた配管から水が漏れ、畑は藪になっていました。 台所の壁には、ゴミの日を書いた祖母の字が、そのまま貼ってありました。
祖母は、東京から電話するたびに「なんもだ、気にせんでいい」と言っていました。 その言葉に甘えていたのだと、あの日はじめて分かりました。
そのとき思ったのは、「もっと早く手を打てばよかった」ではありませんでした。もっと早く、この家に会いに来ればよかった、でした。
管理を依頼するというのは、面倒を外注することだと思われがちです。 けれど本当に必要だったのは、帰れないあいだも、家とつながっていられる方法でした。だから私たちは、報告書に写真を三十枚つけます。 異常がなくても、畑のりんごが実ったことを書きます。

誰も採らない年でも、柿は実ります。それを見にいく人がいるかどうかだけの違いです。
Why Tsugaru
なぜ、津軽だけで
やっているのか。
エリアを広げないのは、志の問題ではありません。 この土地の家を守るのに、必要なことが多すぎるからです。
Snow
雪
青森市はひと冬に六メートルを超え、弘前でも四〜五メートルの雪が降ります。屋根に一メートル積もれば、一㎡あたり三百キロ。三十坪の屋根なら、三十トンが乗っていることになります。全国一律のマニュアルでは、この重さの相手はできません。
Orchard
畑
津軽の実家には、りんご畑や田がついてきます。宅地だけ見て帰るわけにはいきません。草を一年放せば藪になり、隣の畑の消毒や収穫にまで影響します。農地は宅地と別の法律で動くことも、先にお伝えします。
Neighbours
町内会
除雪の順番、道路への雪出しの決まり、ゴミ当番、お寺との付き合い。土地の作法を知らないまま出入りすると、留守の家がご近所との摩擦の種になります。担当が全員この土地の人間なのは、そのためです。
Distance
距離
毎月おなじ人が、おなじ家を見る。それを五年続けるには、通える範囲でしかできません。だから県外のご実家は、おそれながらお引き受けしていません。広げないことが、続けるための条件です。
Our Promise
三つの約束。
売却をすすめません。
私たちの収益の中心は、毎月の管理料です。手放していただくより、長く預けていただくほうが、事業としても正しい形になります。売却の相談はご希望があったときだけ、提携先をご紹介するかたちを取っています。
できないことは、できないと言います。
空き家管理は、建物の劣化を止められるものではありません。月に一度の巡回で防げること、防げないこと。契約の前にすべてお伝えします。期待値を高く売って、あとで失望されるのがいちばん避けたいことです。
毎月、同じ人が伺います。
担当を固定しています。前の月との違いに気づけるのは、前の月を見た人だけだからです。担当者が変わるときは、必ず事前にご連絡し、引き継ぎの立ち会いをおこないます。
Boundaries
やらないことを、
先に決めています。
何でもできますと言う会社より、これはやりませんと言う会社のほうを、 わたしたちは信じたいと思っています。

私たちは、不動産会社ではありません。
査定も仲介も、本業としては行いません。だから「早く売ったほうがいい」という結論に、こちらから誘導することがありません。
私たちは、家を新しくしません。
リフォームを前提にしません。むしろ、親御さんが選んだ庭木や、貼り替えられた襖を、なるべくそのまま残す方向で考えます。
私たちは、決断を代行しません。
残すか、手放すか。それはご家族が決めることです。私たちの役割は、その決断のための時間と情報を用意することだけです。
Company
会社概要
- 名称
- ただいま|青森・津軽の実家見守りサービス
- 設立
- 2021年
- 所在地
- 〒036-8003 青森県弘前市城東 0-0-0 ただいまビル 2F
- 事業内容
- 青森県内の空き家・実家の定期巡回管理/冬季の雪と凍結の対策/記録・保管サービスの開発
- 対応エリア
- 青森県 津軽地方(弘前市・青森市・黒石市・平川市・五所川原市・つがる市・藤崎町・板柳町・鶴田町・田舎館村・大鰐町・西目屋村・鰺ヶ沢町・深浦町・中泊町)/上記のほか、青森県内(下北・三八上北)もご相談ください。県外のご実家は、申し訳ありませんがお引き受けしていません。
- 電話
- 0172-00-0000(平日 9:00 - 18:00)
Flow
ご相談から、
最初の巡回まで。
下見までは無料です。話を聞いたうえで「いまは必要ない」と判断されても、まったく構いません。
- 01
ご相談
電話またはフォームで。ご実家の市町村と、いまの状況をお聞かせください。
- 02
現地の下見
担当者が伺い、建物と周辺、畑や雪の置き場まで確認します。津軽地方内は無料です。この時点でのご依頼は不要です。
- 03
お見積りとご提案
その家に必要なことだけを、プランに落としてご提案します。雪の量と屋根の形も見て決めます。
- 04
初回カルテの作成
現状を写真と図面で記録します。ここが、これからの基準点になります。
- 05
巡回の開始
毎月、決まった週に伺います。当日中に報告書が届きます。
Contact
まだ、決めなくていい。
売るか、貸すか、住むか。 その答えを出すまでのあいだ、家が傷まないようにしておく。 それが、わたしたちの仕事です。 まずは、ご実家の住所だけ教えてください。
平日 9:00 - 18:00
帰る場所を、未来へ。